ミカンコミバエ、ウリミバエ ―奄美群島の侵入から根絶までの記録―

ミバエとは何か?
農業技術者たちは、いかにして根絶に導いたのか。

南方系の大害虫、ミカンコミバエとウリミバエ。奄美・沖縄で大発生し、ミカン類、スモモなどの果実、キュウリ、メロン、カボチャなどの果菜類に壊滅的な被害を与えてきた。70年代から80年代にかけて、農業技術者の懸命の努力でこの2種の根絶に成功した。
いま再び、この2大害虫の侵入の危機が迫るなか、格好の手引書が生まれた。


内容(目次より)

第1部 ミカンコミバエの根絶
 序 章 2015年、奄美群島にミカンコミバエが再発生
 第1章 ミバエとは?
 第2章 ミカンコミバエ、ウリミバエ
 第3章 ミカンコミバエが喜界島へ侵入
 第4章 喜界島で実験防除始まる 他、全8章
第2部 ウリミバエの根絶
 第1章 ウリミバエついに鹿児島県に侵入
 第2章 久米島の実験事業から喜界島へ
 第3章 事業に備えて、研究開発の分担実行
 第4章 ウリミバエ防除対策室スタート 他、全8章

再び2大害虫の侵入の危機が迫るなか、格好の手引書

著者 田中 章
判型、他 A5判並製 192ページ

著者紹介

田中 章(たなか あきら)

1944年、鹿児島市生まれ。鹿児島大学大学院農学研究科(害虫学専攻)修了。
1968−2003年、鹿児島県農業試験場、鹿屋支場、大島支場、ウリミバエ防除対策室、農試本場、徳之島支場(支場長)、大隅支場(支場長)で勤務。その間、ミカンコミバエ・ウリミバエの防除事業に携わる。
2003−2013年、会社技術顧問。
所属学会:日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会、日本鱗翅学会、日本双翅学会、鹿児島昆虫同好会。
著書:ミバエの根絶(共著)、自然観察ハンドブック(共著)。その他、学会報告、論文など200余編。

型番 978-4-86124-445-2

定価 (販売価格)

3,800円(税込4,180円)
購入数


お知らせ


ブログ・からいも畑から


下田写真帳


メールマガジンで新刊案内をお送りさせていただきます

Top