地域と大学 地方創生・地域再生の時代を迎えて

大学は地域の知の拠点となれ!

大学が生き残りをかけて、地方創生・地域再生に取り組む時が来た。本書は、地域と大学の連携やプロジェクトなど、全国各地の実例を取り上げ、その関係者への取材を中心に、学ぶべきそのノウハウを詳細に提示する。


内容(目次より)

序 論 なぜいま、地域と大学なのか
第1章 地域との連携について学長に聞く
  1 東日本大震災で認識された地方国立大学の存在価値
      ―藤井克己元岩手大学学長に聞く
  2 地方国立大学の存在意義を国民的議論に
      ―和歌山大学学長と山形大学学長に聞く
  3 地域の未来は公立大学が支える
      ―公立大学協会会長・副会長に聞く
  4 地方私立大学の地域再生の使命を考える
      ―鹿児島国際大学学長と沖縄国際大学学長に聞く
第2章 自治体主導型の大学連携
  幸福実感都市の実現を目指して
      ―東京都荒川区と「幸せリーグ」
第3章 地域イノベーションのかたち
  1 自然共生型の人づくりと地域づくり
      ―金沢大学里山里海プロジェクトの試み
  2 地方創生のための人材育成
      ―東北大学地域イノベーション研究センターの取り組み
  3 地域福祉から地域振興へ
      ―鹿児島国際大学と鹿児島県南大隅町の連携
第4章 生涯学習のかたち
  1 伝統文化の神髄を大学で学ぶ
      ―大阪市立大学の上方文化講座「文楽」
  2 健康長寿を目指す「はごろも長寿大学」
      ―宜野湾市と沖縄国際大学の連携
第5章 地域産業の再構築・活性化
  1 「健康長寿」の実現を目指して
      ―静岡県立大学と静岡県フーズサイエンスヒルズプロジェクト
  2 震災からの復興・再生を目指して
      ―岩手大学三陸復興推進機構の取り組み
第6章 コーディネート機能の重要性
  1 大地連携から域学連携へ
      ―山形大学エリアキャンパスもがみと大学環ネットかねやま
  2 いつまでも、いつかきっと住みたいまちへ
      ―東京都日野市と明星大学地域交流センター
第7章 地域のシンクタンクとしての大学
   沖縄から、日本をアジアを世界を考える
      ―沖縄国際大学総合研究推進機構の取り組み

注目すべき取り組み事例や学長対談など、
全15テーマで構成

著者 萩原 誠
判型、他 A5判並製 255ページ

著者紹介

萩原 誠(はぎわら まこと)

1945年鹿児島県生まれ。1967年京都大学法学部卒。帝人株式会社(マーケティング部長、広報部長)に勤務後、東北経済産業局東北ものづくりコリドークラスターマネージャー、日本原子力学会倫理委員、鹿屋体育大学広報戦略アドバイザ―、静岡県東京事務所広報アドバイザーなどを歴任。現在は、経営倫理実践研究センター(BERC)主任研究員。著書に「広報力が会社を救う」(毎日新聞社)、「会社を救う広報とは何か」(彩流社)がある。

型番 978-4-86124-340-0

定価 (販売価格)

2,500円(税込2,750円)
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