ミクロネシア学ことはじめ 魅惑のピス島編

この島は、世界の縮図だ。

グアム島やサイパン島を含むミクロネシア。本書は、ガイドブックが書かないミクロネシアの最深部、ミクロネシア連邦の小島“ピス島”をレポートする。南の島好きにはたまらない一冊が登場。海の生き物、植物、環境、歴史、暮らし……内容は多岐にわたる。


内容(目次より)

第一部 チューク州
 第一章 海域の環境
 第二章 陸域の環境
 第三章 島の成り立ち
 第四章 歴史・社会経済
第二部 ピス島
 第一章 暮らし
 第二章 伝統と近代が交差する食生活
 第三章 海と生き物たち
 第四章 植生と植物利用
 第五章 公衆衛生


ミクロネシア連邦チューク州に属する周囲約2.5キロメートル、人口約300人の小さなピス島。ここは観光客が訪れる島ではない。宿泊施設はないし、空港もなければ、島に渡る定期船などもない。そこには独自の自然、文化、社会経済システムが存在している。

編著者 大塚 靖・山本宗立
判型、他 A5判並製 241ページ

編著者紹介

大塚 靖(おおつか やすし)

1968年、愛媛県生まれ。九州大学理学研究科修了、博士(医学)。大分大学医学部を経て、2014年より鹿児島大学国際島嶼教育研究センター准教授。専門は衛生動物学・寄生虫学。吸血昆虫であるブユの系統分類や、ブユが媒介する寄生虫に関する研究に従事。

山本宗立(やまもと そうた)

1980年、三重県生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。名古屋大学農学国際教育協力研究センター、京都大学東南アジア研究所、日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、2010年より鹿児島大学国際島嶼教育研究センター准教授。専門は民族植物学・熱帯農学。アジア・オセアニアにおける植物利用(特にトウガラシ属植物の遺伝資源・文化資源)や食文化に関する研究に従事。

型番 978-4-86124-377-6

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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