南方ブックレット8 観光と地域 ―エコツーリズム・世界遺産観光の現場から―

世界遺産とエコツーリズム

国内どこの地域も急激な人口減少と超高齢化に直面し、新たに交流人口を生む観光は注目すべき産業である。一方、オーバーユース、観光公害も指摘され始めている。世界遺産とエコツーリズムを軸に、息の長い観光への道筋を探る。


内容(目次より)

第1章 観光学へのいざない
1、「観光」とは何か?
2、「観光」が成り立つための四要素 ほか
第2章 日本初の世界遺産・「屋久島」のエコツーリズム
1、「偶然性」が残してくれた自然
2、屋久島におけるエコツーリズム ほか
第3章 「明治日本の産業革命遺産」と軍艦島クルージング
1、世界遺産となった「軍艦島」
2、世界遺産登録後の軍艦島の保全 ほか
第4章 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と祈りの旅
1、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の誕生
2、「潜伏キリシタン関連遺産」がもつ世界遺産観光の特徴 ほか
終章 「奄美・沖縄」のゆくえ
1、日本で五番目の世界自然遺産へ
2、「トリップアドバイザー」の指摘に学ぶ

「持続可能な観光」の道筋を探る。

著者 深見 聡
判型、他 A5判 112ページ

著者紹介

深見 聡(ふかみ さとし)

長崎大学環境科学部・准教授
1975年、鹿児島市出身。1998年、鹿児島大学理学部地学科卒業。2006年、鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。2001年にNPO法人かごしま探検の会を設立、代表理事などをへて2008年より現職。専門は、観光学・観光地理学、環境教育論。2016年、第9回日本観光研究学会賞(共同)、第3回全国地理教育学会賞。長崎県環境アドバイザー。YouTubeに「ふかみちゃんねる」開設中。

主著:『鹿児島の史と景を歩く』(単著、南方新社)、『観光とまちづくり』(共編著、古今書院)、『ジオツーリズムとエコツーリズム』(単著、古今書院)、『ジオツーリズム論』(共著、古今書院)、『図説 日本の島』(共著、朝倉書店)、 『真実の潜伏キリシタン関連遺産』(共著、メディアボーイ)。

型番 978-4-86124-410-0

定価 (販売価格)

1,200円(税込1,320円)
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