鹿児島民俗ごよみ

復刻!
鹿児島の祭り 80年代の記録

各地で連綿と受け継がれてきた民俗行事。過疎と少子化の波を受け、今では縮小を余儀なくされ、消滅に至ったものも多い。
南日本新聞の連載企画「かごしま民俗ごよみ」(1986年)は、鹿児島の祭り一つひとつを丹念に掘り下げ、80年代当時の息遣いを余すところなく記録している。 本書は、この貴重な資料を全文復刻した。


【本書収録の民俗行事】

カセダウチ(知覧町)/カーゴマー(南種子町)/カエンソヤ(入来町)/ガウンガウンまつり(串木野市)/オギオンサアの嫁入り(佐多町)/想夫恋(川内市)/ヨッカブイ(金峰町)/バックェ・バックェ(瀬戸内町)/シチアミ(喜界町)/妙円寺詣り(伊集院町)/ツト田の神(郡山町)ほか
※市町村名は1986年当時のもの

太郎太郎まつり、サンコンメ、ウッガンサアまつりなど、99の民俗行事を収録

編者 南日本新聞社編
判型、他 四六判並製 259ページ

著者紹介

名越 護(なごし・まもる)

1942(昭和17)年、奄美大島宇検村生勝生まれ。鹿児島県立甲南高校から1965(昭和40)年、立命館大学法学部卒。同年3月記者として南日本新聞社入社、2003(平成15)年、編集委員で同社定年退職後、執筆活動に入る。鹿児島民俗学会会員。著書に『南島雑話の世界』(南日本新聞開発センター刊)、『奄美の債務奴隷ヤンチュ』『鹿児島藩の廃仏毀釈』『自由人 西行』『クルーソーを超えた男たち』『鹿児島 野の民俗誌』(ともに南方新社刊)など多数。『南島植物学、民俗学の泰斗 田代安定』(南方新社刊)で、第43回南日本出版文化賞受賞。

型番 978-4-86124-378-3

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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