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古閑章著作集 第六巻 文学評論2

薩摩の歴史の古層を貫く
男と女の特異な生き様

薩摩という歴史の古層には、ふにゃふにゃした文化にはない人間の大事な芯や背骨がいまだ見失われず残っている。 古木鐵太郎の郷土文学、中村きい子「女と刀」、宮尾登美子「 天璋院篤姫」に、現代社会にも通用する薩摩の筋目を通す生き方を見る。


■内容(目次より)

第一章 本書の試み―時代を超えた人間力―
第二章 郷愁の文学者・古木鐵太郎の世界
第三章 中村きい子「女と刀」の世界
第四章 宮尾登美子「天璋院篤姫」の世界
初出一覧
あとがき

小説ファンには見逃せない、古木鐵太郎の文学生涯の掉尾を飾る作品「幼年時代」全文収録

著者 古閑 章
判型、他 A5判、267頁

著者紹介

古閑 章(こが あきら)

1956年3月、熊本県生。1980年3月、熊本大学大学院文学研究科修了。鹿児島純心女子大学人間教育学部教授、鹿児島純心女子大学国際文化研究センター所長を経て現在は小説家・近代文学評論家。博士(文学)。専門は、日本近代文学および鹿児島の近代文学。読みの共振運動論という文学理論。著書として、『梶井基次郎研究』、『梶井基次郎の文学』(以上、おうふう)、『作家論への架橋』(日本図書センター)、『小説の相貌』、『天璋院篤姫と権領司キヲ』(以上、南方新社)、『子供の世界』(ジャプラン)、編著書として『新薩摩学6・7・10・11・12・13・14・15』『「仕方がない」日本人をめぐって 近代日本の文学と思想』(以上、南方新社)、『現代鹿児島小説大系1』(ジャプラン)ほか。

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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