田の神サァガイドブック ―田の神のすべてが分かる本―

鹿児島と宮崎だけの福の神、田の神サァ。
江戸期から連綿と繋がれてきた
南九州独自の民間信仰である。

鹿児島・宮崎の南九州では、江戸中期から豊作、子孫繁栄を祈願して多くの田の神石像が祀られてきた。著者は、2461体を確認した。本書では田の神をめぐる風習、いろんなタイプの存在とその背景、簡単な観察方法まで、知りたいことを分かりやすく解説する。


■内容(目次より)

第1章 田の神(田の神サァ)とそれに纏わる風習
第2章 田の神石像の歴史的背景と分類、地域分布
第3章 田の神石像の年表作成および鹿児島県と宮崎県の相違
第4章 田の神石像の簡単な観察法とその時代背景

鹿児島と宮崎だけの福の神、田の神サァを分かりやすく解説する。

著者 八木幸夫
判型、他 A5判、122頁

著者紹介

八木幸夫(やぎゆきお)、医学博士

1948年、宮崎県生まれ。鹿児島大学医学部卒業後、鹿児島大学大学院博士課程を修了し、現在は鹿児島県霧島市福山町にて有床診療所を経営している。午前中は検査や診察を行い、午後からは患者さんの自宅などへの往診や訪問診察に追われている。ただ、午後からの田舎の風景を目にすることが、大変息抜きにもなっており、田の神石像に出会えたのもその時である。著書『田の神石像・全記録―南九州の民間信仰―』(南方新社、2018)『由緒ある田の神石像の数々』(南方新社、2019)『田の神石像、誕生のルーツを探る』(2020)。

型番 978-4-86124-466-7

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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