古閑章著作集 第九巻 文学研究2 “読みの共振運動論”の試み(後篇)


梶井基次郎研究で不動の
地位を築いた著者が展開する
文学研究法、書き手論、作品論

■内容(目次より)

第一章 近代文学研究のアポリア
第二章 中原中也「一つのメルヘン」論
第三章 宗不旱論
第四章 火野葦平「ある詩人の生涯」論
第五章 椋鳩十論
第六章 耕治人論
第七章 上林暁「梧桐の家」論
第八章 谷川俊太郎「六十二のソネット60」論
第九章 川端康成の文学
第十章 木下順二「沖縄」論
第十一章 李相琴
「半分のふるさと―私が日本にいたときのこと―」論
第十二章 福永武彦の文学
第十三章 頭のなかの文学散歩

もう一度読みたくなる。
近代文学への格好の手引書

著者 古閑 章
判型、他 A5判、300頁

著者紹介

古閑 章(こが あきら)

1956年3月、熊本県生。1980年3月、熊本大学大学院文学研究科修了。鹿児島純心女子大学人間教育学部教授、鹿児島純心女子大学国際文化研究センター所長を経て現在は小説家・近代文学評論家。鹿児島純心女子大学名誉教授。博士(文学)。専門は、日本近代文学および鹿児島の近代文学。読みの共振運動論という文学理論。著書として、『梶井基次郎研究』、『梶井基次郎の文学』(以上、おうふう)、『作家論への架橋』(日本図書センター)、『小説の相貌』、『天璋院篤姫と権領司キヲ』(以上、南方新社)、『子供の世界』(ジャプラン)、編著書として『新薩摩学6・7・10・11・12・13・14・15』『「仕方がない」日本人をめぐって 近代日本の文学と思想』(以上、南方新社)、『現代鹿児島小説大系1』(ジャプラン)ほか。2020年9月、『古閑章著作集 第1巻 小説1 短篇集「子供の世界」』(南方新社)により、第23回 日本自費出版文化賞特別賞を受賞。

型番 978-4-86124-478-0

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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