日本産カワゴケソウ科全6種 分布・生態の詳細調査報告

ベールに包まれた幻の希少植物

カワゴケソウ科は世界に数百種存在する。そのうち日本では、特異的に南九州の22河川だけにカワゴケソウ科2属6種が分布する。発見後100年を経ようしているが、分布の状況も明らかでなく、生態写真もほとんど発表されていない。今なお多くの謎に包まれている。
本書は、初めての網羅的分布調査と、花期を含め生態の各段階を220枚の高倍率撮影の鮮明画像で報告する。中でもタシロカワゴケソウの花や実のアップ写真、開花写真はわが国で初めて発表される。本種の僅か2kmという超狭小分布の謎にも迫る。


■内容(目次より)

第1章 カワゴケソウ科の植物入門・概説
第2章 写真で見るカワゴケソウ科の世界
 1.カワゴケソウ 2.カワゴロモ 3.ウスカワゴロモ
 4.ヤクシマカワゴロモ 5.オオヨドカワゴロモ
第3章 特集 タシロカワゴケソウの全貌
第4章 カワゴケソウ科分布調査
第5章 分布河川点描

幻の希少植物を、
220枚の高倍率撮影の鮮明画像で報告

著者 大工園 認
判型、他 B5判、150頁

著者紹介

大工園 認(だいくぞの みとむ)

1944年、鹿児島県枕崎市に生まれる。1967年、鹿児島大学卒業後、中学校教諭として赴任。途中、県立博物館や教育事務所等の勤務を挟み、科学館建設や黎明館建設準備等にも携わる。南種子中学校長や緑丘中学校長等を経て、2005年、谷山中学校長を最後に定年退職、以来鹿児島情報高校に勤務、2020年退職。
鹿児島県自然環境保全協会会員、鹿児島植物同好会会員。著書に、『霧島の花ごよみ』(1994 南日本新聞社)、『野の花めぐり』全4巻(2003 南方新社)、『植物観察図鑑』(2015 南方新社)、『野の花ガイド 路傍300』(2016 南方新社)、『九州の稀少植物探訪I・II』(2020 南方新社)がある。

型番 978-4-86124-483-4

定価 (販売価格)

8,000円(税込8,800円)
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