豊(ゆたか)さんとヒヨドリ次郎の物語

心を患う老人は、
いつしか鳥や動物たちと
心を通わせるようになった

心を患う老人は、いつの間にか鳥や動物たちと同じ目線で暮らし、心を通わせるようになった。まっすぐな気持ちとやさしさ、善良で純粋な心の持ち主ゆえに、生き物たちと交流できるようになったのだろう。
本書は、実話をもとに老人とヒヨドリとの交流を描いた表題作のほか、動物たちとの心温まるふれ合いを描いた珠玉の物語集である。


■内容(目次より)

第一部 豊(ゆたか)さんのお話
 豊さんとヒヨドリ次郎の物語
 マイケルの物語
 チロの物語
第二部 ジョニーのお話
 ジョニーといた日々

実話をもとに動物たちとのふれ合いを描いた
珠玉の物語集

●推薦文

端っこを生きる者たちの声

(渡邊英理・大阪大学大学院教授)

どんな困難にも道は開く

(下吹越かおる・本と人をつなぐ「そらまめの会」)


著者 宮島孝男
判型、他 A5判、86ページ

著者紹介

宮島孝男(みやじま・たかお)

1954年、鹿児島県生まれ。郷土研究家・作家。九州大学文学部(社会学)卒業。南日本放送企画部長、鹿児島県議会議員などを経て、鹿児島を題材にノンフィクション、コラム、エッセーなどを執筆。著書に『どげんする?鹿児島』『こげんする!鹿児島』『海軍兵と戦争−戦争と人間を語る−』(いずれも南方新社)がある。
「生き残ったもの 最後の責任」で「第24回随筆春秋コンクール」奨励賞、「西郷も大久保も喜んでいる」で「第14回『文芸思潮』エッセイ賞」社会批評佳作を受賞。

型番 978-4-86124-491-9

定価 (販売価格)

1,400円(税込1,540円)
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