「かずみ」の時代 ―唄者 西和美と昭和、平成、令和の奄美島唄―

密航の島・口之島、
紡績の町・愛知県一宮、
関西のリトル奄美・尼崎から
島唄の響く町・名瀬へ

奄美市名瀬末広町。「郷土料理かずみ」には全国から島唄ファンが訪れる。店主は唄者西和美。昭和57年の開店以来、厨房から島唄を歌い続けている。奄美島唄を愛する多くの人々が歌い、笑い、踊りながら繰り広げてきた、現在進行形の「かずみ」の時代!

唄者女将の一代記!

■内容(目次より)

プロローグ
第一章  密航の島、口之島
第二章  紡績の町、一宮
第三章  リトル奄美、尼崎
第四章  奄美島唄の昭和
第五章  島唄の響く街、名瀬
第六章  「かずみ」開店
第七章  旅する島唄
第八章  芸謡化する島唄
第九章  「かずみ」に集う人々
第十章  平成の島唄の風景
第十一章 島唄新世代
第十二章 転機
第十三章 島唄人生模様
エピローグ

「郷土料理かずみ」には
全国から島唄ファンが訪れる。

著者 梁川 英俊
判型、他 四六判、309ページ

著者紹介

梁川 英俊(やながわ・ひでとし)

1959年東京生まれ。鹿児島大学法文学部教授。1988年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。ケルト諸地域の言語・歴史・文化を主要な研究対象とする一方で、南西諸島、韓国・多島海、ミクロネシア等の島嶼地域の調査・研究にも携わる。著書に『奄美島唄入門』(北斗書房、2020年)、共著書にIdentité et société de Plougastel à Okinawa(レンヌ大学出版局、2007年)、編著書に『しまうたの未来』(鹿児島大学多島圏研究センター、2006年)『〈辺境〉の文化論』(三元社、2011年)『歌は地域を救えるか』(鹿児島大学法文学部人文学科、2013年)『唄者 築地俊造自伝  楽しき哉、島唄人生』(南方新社、2017年)『島の声、島の歌』(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター、2019年)などがある。

型番 978-4-86124-508-4

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,200円)
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