非暴力直接行動が世界を変える 核廃絶から気候変動まで、一女性の軌跡

蔓延する沈黙に素手で闘う

大量虐殺のために輸出される戦闘機を破壊し、 核兵器を搭載する原子力潜水艦の実験施設を破壊した。いずれも無罪。これまで約200回逮捕されながら、ライト・ライブリフッド賞他、数々の賞に輝く活動家アンジー・ゼルターが、自らの半生を辿る。


●ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員 川崎哲さん推薦●

「日本でも、国家の大きなかけ声が人びとを萎縮させ、社会に沈黙と忖度を蔓延させています。そうした中にあって、国際法を使い、仲間と計画して、軽やかに街に出て、体を張り、素手で社会を変えてみせるアンジーさんの作法に、学ぶこと大です」


■内容(目次より)

第一章 カメルーンから持続可能な暮らし方、そしてグリーナムへ
第二章 グリーナムを自宅へ、そして雪だるま式市民不服従運動
第三章 祖国から海外へ、抵抗のネットワークを広げる
第四章 アクションの準備と支援
第五章 誰でも使える国際法を目指す
第六章 法律に則った異議申し立て
第七章 国際連帯
第八章 世界中で抵抗は続く
第九章 終わりなき闘争
第十章 警察、刑務所、温泉
第十一章 みんなの地球、みんなの闘争
学んだこと、伝えたいこと
若い活動家の質問に答える

世界各国で約200回逮捕された行動の人アンジーからの、変革を求める日本人へのメッセージ

著者 アンジー・ゼルター
訳者 大津留公彦、川島めぐみ、豊島耕一
判型、他 四六判、326ページ

著者紹介

アンジー・ゼルター

1951年、英国生まれ。1972年、レディング大学卒業。以降、非暴力の市民抵抗運動を実践する。世界中の運動と連帯し、数多くの逮捕、裁判、投獄を経験した。約200回逮捕され、大半は英国だがベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、グラン・カナリア島、オランダ、イスラエル/パレスチナ、マレーシア、ポーランド、韓国でも逮捕された。1997年のショーン・マクブライド平和賞、2001年のライト・ライブリフッド賞、2014年のフラント・ディンク賞を受賞。


訳者紹介

大津留公彦

基地封鎖行動「ファスレーン365」日本実行委員会メンバー

川島めぐみ

翻訳家。トライデント・プラウシェアズ行動などに参加

豊島耕一

佐賀大学名誉教授(原子核物理学)

型番 978-4-86124-516-9

定価 (販売価格)

2,300円(税込2,530円)
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