ユタに生きる〈上巻〉

ユタとして見た神秘的な世界

ユタとは、奄美群島、沖縄諸島のシャーマン。目に見えない神霊を我が身に依り憑かせるユタは、病気の悩みに対処する神秘的な方法を教示することで、人々の心のよりどころになってきた。本書は、17歳での神がかり体験を経て、28歳でユタとなった著者が、40年間で出会った不可思議な体験を語る。

■内容（目次より）

第一章　島からの旅立ち
第二章　成巫過程
第三章　愉快なユタ仲間と聖地巡り
第四章　琉球列島ユタの調査の旅
第五章　ユタたちの神さわりと神がかりの調査
第六章　ユタの定義
第七章　奄美民俗信仰の形態
第八章　活動拠点の変化

40年間に起きた数々の出来事

著者	円聖修
判型、他	四六判並製　222ページ

著者紹介

円聖修（えん・せいしゅう）

1966年、鹿児島県奄美大島に生まれる。17歳、神がかり体験を経て、ユタ神様への道を志す。24歳、東京にて、日本にタロット占いを広めた伝説の魔女占い師にスカウトされ、タロット占い師として原宿でプロデビュー。26歳、田園調布で霊能者として独立。28歳、奄美で儀式を経て正式なユタ神様となる。現在、東京池袋に活動拠点となるセッションルームを構え、奄美にも定期的に足を運び、悩める方々の心と身体の健全化を目指して活動を行っている。その活動は評価されることとなり、各マスコミにも取り上げられている。また奄美のユタ神様文化をこよなく愛し、民俗学研究者と共に調査研究と後継者育成にも余念がない。

著書『奄美三少年　ユタへの道』2017年、南方新社
ＣＤ『AMAMI YUTA SECRET GOD SONGS (アマミユタシークレットゴッドソングス)』2024年、tunagu
【円聖修公式サイト】https://en-s.unison.jp/
【ユタへの道】https://yuta.unison.jp/

〈監修〉福寛美（ふく・ひろみ）

1962年、東京生まれ。
学習院大学院博士課程単位取得退学。文学博士。現職は法政大学兼任講師。法政大学沖縄文化研究所兼任所員。
著書に『有内麗のスピリチュアルな冒険』（文芸社）、『平安貴族を襲う悪霊の風』（新典社）、『歌とシャーマン』（南方新社）などがある。