南方ブックレット13 ジェノサイドを考える


「犯罪の中の犯罪」

 2023年12月29日にガザの事態に関連して南アフリカ政府がイスラエルをジェノサイド条約違反の疑いで国際司法裁判所(ICJ)に提訴し、ICJは2024年1月26日に「ジェノサイド防止」を求める暫定(仮保全)措置命令を出した。「犯罪の中の犯罪」とも言われるジェノサイド、改めて考えてみたい。(本書「はじめに」)


■内容(目次より)

1.私たちの目の前で進行するジェノサイド:ガザとウクライナ 
2.ホロコーストを念頭に「ジェノサイド」を造語し、ジェノサイド条約採択に貢献したレムキン弁護士は、なぜ「忘れられ、貧困のなかで死んだ」のか?
3.枢軸国のジェノサイドを裁くための法的手続きの開始日(憲章調印)の直前直後に連合国のジェノサイドが強行された
4.ニュルンベルク裁判の「人道に対する罪」から「ジェノサイドの罪」へ
5.東京裁判判決の翌月にジェノサイド条約が成立
6.日本はジェノサイド条約を批准せず
ほか15の論点

ジェノサイド(集団殺害、文民に対する組織的な虐殺)をめぐる15の論点

著者 戸田清
判型、他 A5判、125ページ

著者紹介

戸田清(とだ・きよし)

1956年大阪生まれ、玄海原発訴訟原告、安保法制違憲長崎訴訟原告、東京革新懇世話人、日本国民救援会目黒支部長、長崎大学名誉教授[環境社会学・平和学]。環境社会学会、日本平和学会、唯物論研究協会などに所属。 著書、1994『環境的公正を求めて』新曜社、2003『環境学と平和学』新泉社、2009『環境正義と平和』法律文化社、2012『核発電を問う』法律文化社、2017『核発電の便利神話』長崎文献社、2019『人はなぜ戦争をするのか』法律文化社ほか

型番 978-4-86124-526-8

定価 (販売価格)

1,200円(税込1,320円)
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