日本初、群生相への相変異の記録 ―1986年、鹿児島県馬毛島、トノサマバッタ大発生―

孤独相から群生相への相変異、
数千万頭の群飛行動

昆虫では個体群密度によって劇的に姿と習性を変える個体が生じることがある。これを相変異と呼ぶ。日本ではあり得ないとされてきたこの相変異と大集団の群飛がトノサマバッタで起きた。
この相変異について、日本で初めて発生から収束までの詳細データと141枚の写真で記録する。


■内容(目次より)

第1章 記録写真
  1.群飛
  2.生態 
  3.相変異
  4.越冬調査
  5.疫病 他
第2章 報告文書
  1.大発生の概要
  2.幼虫の集団行動
  3.成虫の大発生
  4.数千万頭の成虫の群飛移動行動
  5.群として行動する成虫の生理と生態 他

日本ではあり得ないとされてきた
相変異と大集団群飛の記録

著者 田中 章
判型、他 B5判(大型本)、108ページ

著者紹介

田中 章(たなか あきら)

1944年、鹿児島市生まれ。鹿児島大学大学院農学研究科(害虫学専攻)修了。1968−2003年、鹿児島県農業試験場に勤務。その間、1986年馬毛島で大発生したトノサマバッタの生態調査を行う。2003−2013年、会社技術顧問。
所属学会:日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会、日本鱗翅学会、日本双翅学会、鹿児島昆虫同好会。 著書:『ミカンコミバエ、ウリミバエ』(単著、南方新社、2021)、『ミバエの根絶』(共著、1985)、『自然観察ハンドブック』(共著、1994)ほか。

型番 978-4-86124-523-7

定価 (販売価格)

3,500円(税込3,850円)
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