ふがに水(みじ)─金銀の水─


ゆたかな島ムニ(方言)を
後世に残したい──

方言(島ムニ)の消滅がさけばれている中、島独自の歴史や文化、生活の中で受け継がれてきた島ムニ。その中で限られた年代の人たちしか知らない大切な島ムニがある。
集落の人々がコミュニケーションをとり、結いの絆を深めたのが、くらごでの「ふがに水(みじ)」であった。
生活様式の変遷、水道の普及により、水くみという作業がなくなった今日、「ふがに水くみ」という言葉さえなくなった。
「ふがに水」という島ムニ。先人の思いにふれ、後世へ残したい言葉である。
    ──本書「「ふがに水」について」より


■あらすじ

鹿児島から遠く離れた南の沖永良部島で生まれた「みいちゃん」。
いつもは、ねぼすけのみいちゃんですが、今日はまだうす暗いのに、なぜかパッと目があきました。
今日は、たのしみにしていたお正月。
一年に一回しかできない〈ふがに水〉くみがあるのです。
おかあさんと「くらご」に行くと、村の人がたくさん集まっていて──

絵と文 西田瑞恵
判型、他 A4判 20ページ

著者紹介

西田瑞恵(にしだ・みずえ)

小学校教員、鹿児島県図画作品展大島地区審査員を経て、特別支援教育支援員、町女性団体連絡協議会役員などを務めた。現在、郷土芸能指導者(島ムニ・踊り)、島むに辞書作り編集委員。

型番 978-4-86124-988-4

定価 (販売価格)

1,300円(税込1,430円)
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