新聞はなぜ、原発を止められないのか ―こうして記事は消された。ある記者の手記―

国と大手電力への批判記事。
待っていたのは「断筆要求」
と「失職」だった。

新聞は今、脱原発の主張を遠ざけタブー視する、福島原発事故前のようになっている。それでいいのか。「新聞は報道・論評の完全な自由を有する」。この原則に立ち返ったとき、未来は拓かれて行く。
本書はブロック紙の片隅で繰り広げられた、ある記者の闘いの記録である。


■内容(目次より)

第一章 事実上の断筆要求
第二章 原点の平戸支局時代
第三章 本社で再生エネ特集面づくり
第四章 ウェブ連載「あの映画 その後」
第五章 「あの映画 その後」至言録
第六章 「一声運動」とワンフレーズの警告
第七章 掲載の門戸狭まる くらし文化部時代
第八章 最後の砦、コラム「風向計」
第九章 どこかおかしい原発報道
第十章 津島ルポ あの人のその後
第十一章 新聞はジャーナリズムの担い手たり得ているか

ブロック紙の片隅で繰り広げられた、
ある記者の闘いの記録

著者 吉田昭一郎
判型、他 四六判、200ページ

著者プロフィール

吉田昭一郎(よしだ・しょういちろう)

1957年、熊本県生まれ。濟々黌高校、早稲田大学商学部卒業。1981年、西日本新聞社に入社し、社会部や文化部(後にくらし文化部)、整理部(後に編集センター)、宮崎、筑豊の各総局、加治木、島原、唐津、平戸の各支局に勤務。2017年12月末の定年の後、再雇用の契約社員として平戸と本社で4年間勤務する。

型番 978-4-86124-530-5

定価 (販売価格)

1,600円(税込1,760円)
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