軍政下奄美 日本留学記

戦後、米軍政下におかれた奄美。
日本本土への進学は「留学」だった

職を求め、奄美・徳之島から神戸に移り住んだ両親と暮らす小学生。戦争が影を落とすなか、一家は故郷・徳之島に舞い戻る。 神戸では「奄美」と揶揄され、徳之島では「ヤマト」から来たと差別される。
やがて戦争が終わり、アメリカの軍政下に置かれた奄美。
高校生になった少年は、仲間とともに日本復帰運動へと突き進む──。
戦中戦後の奄美で何が起きていたのかを、つぶさに描く。


■内容(目次より)

第一章 神戸の日常
第二章 帰郷
第三章 徳和瀬島
第四章 戦火の受験
第五章 思惟の峠
第六章 若き狼煙

米軍統治下の奄美を生きる

著者 東喜啓
判型、他 四六判、338ページ

著者プロフィール

東 喜啓(あずま・よしあきら)

1965年、東京生まれ。作家。父方の祖先は奄美・徳之島の島人。「蘇鉄のある家」「米寿の帰島」(いずれも『民主文学』掲載)など、徳之島に生きる人々を題材にした作品を発表してきている。

型番 978-4-86124-531-2

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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