核拡散と原発

北朝鮮、イスラエル、イラン、パキスタン……
こうして核を手にした。

原発、劣化ウラン弾、核実験、ウラン採掘……。
原発から核兵器につながる核国家、核産業の人類への破壊的行為を浮き彫りにする。

内容(目次より)

第一部 核拡散と原発
 序  章   縮小ではなく廃絶を!
 第一章  六ヶ所再処理工場は世界への脅威
 第二章  なぜ、プルトニウムにこだわるのか
 第三章  カーン博士のブラックマーケット
 第四章  フランス核実験ともんじゅ
 第五章  痛快無比な市民の核廃絶行動
 第六章  核と先住民族
 第七章  劣化ウラン
 第八章  九・一一と米核政策
 第九章  アボリション・ナウ!
 第十章  軍縮と核不拡散教育
 第十一章 北東アジア非核地帯の夢と障害物
 第十二章 人間の安全保障
第二部 翻訳資料
 一、原発と核兵器の不可避な関係
 二、イスラエル核開発の歴史
 三、浮上したイランの核計画
 四、北朝鮮の核施設
 五、南太平洋で何が起きているか
 六、アメリカ先住民族と核
 七、先住民族と核拡散防止条約
 八、劣化ウラン弾は、再処理のウランから
 九、ITERと核拡散の危険性

原発と核兵器の不可分な関係と実態

著者 大庭里美
判型、他 四六判 306ページ

著者紹介

大庭里美(おおば さとみ)

1950年島根県生まれ、広島大学文学部卒業後、1987年まで県内の高校で英語教師。いったん退職後、非常勤講師などを経て1998年よりフリーランスで翻訳と執筆。高校非常勤講師をしながら、NGO活動の事務所を運営する。共訳書に『あなたの手で平和を!―31のメッセージ』(フレドリック・ヘッファメール、日本評論社)『非核と先住民族の独立をめざして―太平洋の女たちの証言』(ケイト・デュース、ゾール・デ・イシュター編、現代人文社)。2005年2月24日逝去。

型番 4-86124-061-1

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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