屋久島の民話 紅の巻

心うるおす民話の世界。

第1回柳田国男賞を受賞し南九州を代表する民俗学者下野敏見が、屋久島の古老から収集した島に伝わる民話の数々。
緑の巻に続く第二集は、さらにパワーアップ。島内各地に伝わるわらべ歌も収録(楽譜付き)。まま子、孝行、恩返し、ふしぎ話、長者譚など面白い話が全54話。

内容

七子岳
釜たき娘
化けもの退治
娘のモーエと若者
チクヨムさんの鴨取り
ムグラになった嫁
和尚と小僧
娘の千本針
菊女ガ松
猫は内、犬は外
歌うさらし骨
飯たきと浜の砂
神さまのお通り
サルとカメ
十二支のはじまり
山犬の王
鬼人の鳥と月咲姫
猫とカボチャ ほか

話者から直接聞いたオリジナルの物語

著者 下野敏見
判型、他 A5判並製 268ページ

著者紹介

下野敏見(しもの としみ)

1929年、鹿児島県知覧町生まれ。1954年、鹿児島大学卒業。鹿児島県内各地高校教諭をへて鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授を勤む。現在、鹿児島純心女子短期大学非常勤講師。文学博士(筑波大学)。日本民俗学会会員、日本口承文芸学会会員。第1回柳田国男賞受賞、第52回南日本文化賞受賞。著書多数。近著に、『御田植祭りと民俗芸能 隼人の国の民俗誌�』(岩田書院)『南九州の伝統文化�』『同�』『奄美、トカラの伝統文化』『屋久島の民話 緑の巻』『鹿児島ふるさとの昔話』(南方新社)など。

型番 4-86124-080-8

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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