奄美自立論 ─四百年の失語を越えて─

1609年、奄美・琉球侵略から400周年

1609年、薩摩島津軍に侵略され、植民地化されてからちょうど400年。奄美は、現在に至るまで琉球ではない、大和でもない、と二重に疎外されてきた。
本書は「二重の疎外」の構造と由来を追い、それをどのように克服するかを、各地で出自を隠すように生きてきた60万奄美同胞に提起する。
同時に、国内植民地としての奄美の現実を広く明らかにする。

内容(目次より)

第一章 二重の疎外―奄美は琉球ではない、大和でもない
第二章 黒糖収奪とは何か
第三章 なぜ、薩摩は奄美を直接支配したのか
第四章 近代化三幕―二重の疎外の顕在化と抵抗
第五章 日本人になる―二重の疎外からの脱出
第六章 奄美とは何か―秘する花のように
第七章 二重の疎外の克服へ

奄美は琉球ではない、大和でもない

著者 喜山荘一
判型、他 四六判 289ページ

著者紹介

喜山荘一(きやま そういち)

1963年、与論島生まれ。東京工業大学工学部卒業。マーケター。
著書に、『図解Eメールマーケティング実践講座』(2000年、インプレス)、『一億総マーケター時代の聞く技術』(2005年、阪急コミュニケーションズ)、『ウェブコミ!』(2005年、ランダムハウス講談社)、『ビートルズ 二重の主旋律』(2005年、メタ・ブレーン)、『10年商品をつくるBMR』(2007年、ドゥ・ハウス)などがある。

型番 978-4-86124-157-4

定価 (販売価格)

2,000円(税込2,200円)
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