小説の相貌―“読みの共振運動論”の試み―

日本近代文学を
もっと深く
もっとスリリングに


作品主題(テーマ)を解釈、意味づける読みから感動を原点に据えた読みへ――。気鋭の文学研究者が提示する。

二葉亭四迷、泉鏡花、芥川龍之介、梶井基次郎、川端康成、福永武彦、木下順二、梅崎春生、中村きい子、李相琴


アジア周辺地域を源として

内容(目次より)

序 章  読みの方法
第一章  二葉亭四迷「浮雲」
第二章  泉鏡花「龍潭譚」
第三章  夏目漱石「三四郎」
第四章  芥川龍之介「羅生門」
第五章  梶井基次郎「檸檬」
第六章  川端康成「弓浦市」
第七章  福永武彦「廢市」
第八章  木下順二「沖縄」
第九章  梅崎春生「桜島」と「幻化」
第十章  中村きい子「女と刀」
第十一章 李相琴「半分のふるさと」
終 章  結語

著者 古閑 章
判型、他 A5判上製 373ページ

著者紹介

古閑 章(こが あきら)

鹿児島純心女子大学国際人間学部教授。鹿児島大学、鹿児島県立短期大学、放送大学鹿児島学習センター非常勤講師。1956年3月、熊本県に生まれる。1980年3月、熊本大学大学院文学研究科修了。同年4月、国立鹿児島工業高等専門学校に赴任、20年間勤める。
2000年4月、鹿児島純心女子大学に転じ、現在に至る。専門は、梶井基次郎を中心とする日本近代文学。

型番 4-86124-009-3

定価 (販売価格)

3,700円(税込4,070円)
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