クロスボーダーの地域学

境界を越える

海洋や山岳による境界、市町村など行政上の境界、文化や民俗の境界、言語や方言の境界、宗教や民族による境界、メディアや情報による境界……。本書はこうしたボーダーを越えることで見えてくる文化の豊かさや社会の変化について、様々な視点からなされた研究を集めている。

映画監督・小栗康平の鹿児島講演も収録

内容(目次より)

序 章 「南の島」のトランスナショナル性
 第一部 クロスボーダー越境する地域
   一 ヴェネツィアの外来者とマイノリティ
   二 出版にみる中央と地方
  三 越えられる境界、越えられぬ境界
  四 東南アジア華人社会における広東語
第二部 地域のなかの多様性
 一 『奄美の原爆乙女』、その後
   二 グローバリゼーションと闘牛
   三 地域防災と日常の地域活動
  四 集落共同納骨堂の創設
  第三部 地域文化をどう伝えるか
   基調講演「映像作品の可能性」
  パネルディスカッション

編者 竹内勝徳、藤内哲也、西村 明
判型、他 四六判 252ページ

著者紹介

竹内勝徳(鹿児島大学法文学部教授) 藤内 哲也(鹿児島大学法文学部准教授) 丹羽 謙治(鹿児島大学法文学部教授) 細川 道久(鹿児島大学法文学部教授) 三木 夏華(鹿児島大学法文学部准教授) 西村 明(鹿児島大学法文学部准教授) 桑原 季雄(鹿児島大学法文学部教授) 亀田 晃一(南日本放送気象予報士) 福ヶ迫 加那(鹿児島大学大学院博士後期課程)

型番 978-4-86124-204-5

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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