琉球の成立 ―移住と交易の歴史―

琉球のヒトと文化はどこから来たか

琉球弧には、先史時代からインドネシア、フィリピン、台湾といった南方島嶼世界、中国、朝鮮、日本の東シナ海周辺地域に起源をもつ幾多のヒト集団が来着し、文化や社会を定着・発展させてきた。その軌跡を丹念にたどる。

南方島嶼世界、東シナ海周辺地域に起源をもつ幾多のヒト集団が来着した

内容(目次より)

第1章 琉球弧の先史時代
  第1節 後期旧石器時代から貝塚時代まで
  第2節 縄文時代並行期の南漸する文化
  第3節 縄文時代並行期の北上する文化
  第4節 弥生〜古代並行期の土器変化と貝交易
  第5節 オーストロネシア的世界
第2章 琉球史の画期としてのグスク時代
  第1節 奄美群島の三つの遺跡群
  第2節 奄美社会の変貌
  第3節 「イオウガシマ」と「キカイガシマ」
  第4節 城久遺跡群とグスク時代の開始
第3章 グスク時代から琉球国形成へ
  第1節 城塞型大型グスクの形成
  第2節 「三山時代」をめぐる問題
  第3節 琉球国形成へ
結論

著者 吉成直樹
判型、他 A5判 上製本 284ページ

著者紹介

吉成直樹(よしなり なおき)

1955年秋田県生まれ。現職、法政大学沖縄文化研究所教授。地理学、民族学・民俗学。秋田大学医学部中退後、1980年3月東京大学理学部地学科卒業。1982年9月同大学院理学系研究科博士課程地理学専攻中退。理学博士。
主な著書に『古代末期・日本の境界』(共編著。森話社、2010年)『沖縄文化はどこから来たか』(共著。森話社、2009年)『酒とシャーマン』(単著。新典社、2008年)『琉球王国誕生』(共著。森話社、2007年)『琉球弧・重なり合う歴史認識』(編著。森話社、2007年)ほか。

型番 978-4-86124-214-4

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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