絵本おおくすと大蛇

「日本一の大クス」にまつわる伝説

鹿児島県の中央部に位置する姶良市蒲生町。
本書は、この町のシンボルである「日本一の大クス」(高さ約30m、推定樹齢1500年、国指定特別天然記念物)にまつわる伝説をもとに構成した絵本です。
木版画による絵は色彩ゆたかで、ページをめくるたびに情緒あふれる世界が広がります。
文章は総ルビ付。読み聞かせにもおすすめの1冊ができあがりました。

総ルビ付。木版画の色彩ゆたかな世界

内容(目次より)

むかしむかし大隅の国に、蒲生というのどかな郷(むら)がありました。その郷にある八幡神社には「オオクス」と呼ばれる大きなクスノキがありましたが、いつの頃からか、幹に穴が空き、元気がなくなっていました。
ある日、働き者の母と娘が和紙をつくるために、カジの木の皮を晒そうと河原にやってきました。でも、日照り続きで川の水は干上がり、仕事になりません。
「そうだ。普現寺瀬戸(ふけいのせと)なら水が多いにちがいない」。娘はひとり、普現寺瀬戸と呼ばれる淵へと向かいました。
娘の思ったとおり、淵は青々とした水をたたえていました。でも、この淵には、「大蛇」の言い伝えがあったのです……。

著者 蒲生の民話伝説絵本化プロジェクト、野田和信
判型、他 A4版 31ページ

著者紹介

絵・野田和信(のだ かずのぶ)

1946年、北海道生まれ。1971年、東京にてデザインスタジオに勤務。独学で木版画をはじめる。1975年、鹿児島へ移住。フリーでデザイン、版画、デザイン和紙制作をはじめる。現在、蒲生町で和紙ギャラリー主宰。

文・蒲生の民話伝説絵本化プロジェクト

NPO法人Lab蒲生郷が発起人となり、蒲生の民話や伝説を絵本にしようと集まったプロジェクト。かもう親子読書会*HanaHana*、蒲生町史談会、姶良市立大楠ちびっ子園、姶良市立蒲生小学校、姶良市立蒲生中学校が参加。

型番 978-4-86124-244-1

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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