奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金

「倒幕資金は上海貿易」の新説を前に──。

維新の中核を担った薩摩藩の財源のなかで、奄美の黒糖の重要性を初めて諸史料を分析して解き明かす。これまで黒糖が維新の原動力になったことは、当たり前のことと認識されてきた。しかし、体系的に史料を研究した論考はなかった。本書は幕末から明治初期の日本近代史研究に確固とした道筋を拓くものである。

日本近代史研究に不朽の一冊

内容(目次より)

本書の刊行に当たって
プロローグ―砂糖政策の新旧説―
奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金
その一〜その五
史料編

著者 先田光演
判型、他 A5判 162ページ

著者紹介

先田光演(さきだ みつのぶ)

1942年10月、鹿児島県大島郡和泊町国頭生まれ。1965年、鹿児島大学教育学部卒業。同年より鹿児島県内の小中学校に勤務。2003年に和泊中学校校長を最後に退職。現在、えらぶ郷土研究会会長。主な著書に『沖永良部島のユタ』(海風社・1989)、『奄美の歴史とシマの民俗』(まろうど社・1999)、編著書に『与論島の古文書』(与論町教育委員会・2011)

型番 978-4-86124-255-7

定価 (販売価格)

2,500円(税込2,750円)
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