鹿実VS.薩摩中央番狂わせから見える甲子園

地方校がひらく甲子園の扉

2011年7月22日、高校野球鹿児島県大会準決勝。人口2万4000人の小さな町の県立高校・薩摩中央が、甲子園優勝経験のある強豪私立・鹿児島実業を破った――。
世紀の番狂わせの一戦、鹿実VS.薩摩中央。勝者の無欲と敗者の矜持。第三者の視点。関係者への徹底した取材により明かされる、108分のドラマに隠された真実。
神村学園監督・山本常夫の半生と、2000年代鹿児島高校野球の名勝負の数々も収録。そこから見えるのは、地方校が次々と台頭し真紅の優勝旗を狙う、高校野球の新しい時代の到来だった。

2013年センバツ出場校・尚志館(志布志市)のドキュメントも収録!

内容(目次より)

第1章 「いつも通り」戦うこと――鹿実
第2章 無欲、無心の勝利――薩摩中央
第3章 第三者の眼
第4章 必死のパッチ
第5章 2000年代、鹿児島高校野球を考える

著者 政純一郎
判型、他 四六判 220ページ

著者紹介

政純一郎(つかさ じゅんいちろう)

1974年12月18日、鹿児島県生まれ。鶴丸高校、同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒。98年から鹿児島新報記者。04年5月、同社廃刊に伴って独立。05年、スポーツかごしま新聞社を立ち上げ、ネット新聞「スポーツかごんまNEWS」(http://www.spokago.com)を中心に、鹿児島のスポーツを発信する。10年4月から奄美新聞鹿児島支局長。著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)、久保克之氏との共著に「鹿実野球と久保克之」

型番 978-4-86124-261-8

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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