川内原発を巨大地震が襲う

原発爆発の悲劇は、繰り返されるのか

世界有数の地震国日本で、原発の稼働は大事故につながると、多くの人が確信している。
鹿児島県川内原発。この一つの事例を見るだけで、電力会社が、いかに自らに都合よく断層を解釈し、多くの事実を隠してきたかが浮き彫りになる。

「委員:(九電の)解釈はとにかくひどい」。
驚愕の地震調査委員会・議事録を収録

内容(目次より)

第1部 立石雅昭
 原発に依存しない社会の実現を
   ―川内原発の耐震安全性
 1.福島原発事故をめぐって
  2.川内原発の安全性と地震活動
 3.耐震設計審査指針の見直しと断層
 4.再生エネルギーへの取り組み
第2部 川内原発活断層研究会
 段丘と南九州の地殻変動
  ―段丘を調べて過去の出来事を知る
  1.段丘とは
  2.段丘の年齢
 3.海成段丘と地震
 4.川内川河口の陥没構造
 5.日本列島の地殻構造
 6.南九州の地殻構造
 7.巨大噴火
資料:川内原発直近の巨大活断層と幾度も襲った火砕流
付録:驚愕の地震調査委員会・議事録

著者 立石雅昭、川内原発活断層研究会
判型、他 A5判 135ページ

著者紹介

立石雅昭(たていし まさあき)

1945年大阪府生まれ。71年大阪市立大学理学部地学科卒業。73年京都大学大学院理学研究科修士課程修了。78年同博士課程修了。理学博士。79年新潟大学理学部助手などを経て、94年教授、11年3月に退任。新潟大学名誉教授(地質学)。08年より新潟県「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」委員、「地震、地質・地盤に関する小委員会」委員。

川内原発活断層研究会

2009年より活動を開始。主に鹿児島県内の市民、学生、大学研究者をメンバーとして、九州電力のこれまでの地質関係の発表資料を検討し、同時に現地調査を随時行っている。

型番 978-4-86124-276-2

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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