復刻 桜島噴火記 住民ハ理論ニ信頼セズ・・・ 

待ちわびていた名著が戻ってきた
  ―火山噴火予知連絡会会長 藤井敏嗣

「火山噴火予知とその情報伝達のあり方に関して示唆に富む内容であるため、若手の火山研究者が仲間内で回し読みをしつつ、その復刊を待ちわびていた名著が戻ってきたのである。桜島大正噴火から百年の節目の年に復刻された意義は大きい。」(「復刊に寄せて」より)と、予知連会長に言わしめた名著。
二十世紀以降のわが国最大の噴火である大正噴火を克明に記録した幻の書が甦る。

第11回日本ノンフィクション賞最終候補作品

内容(目次より)

1章 不信と怨念の碑
2章 忍びよる災禍
3章 宿命の火の山
4章 凶変の前兆
5章 桜島爆震す
6章 デマとパニック
7章 非難の嵐
8章 論争の果て
9章 消えぬ噴煙
10章 不信と過信と

著者 柳川喜郎
判型、他 四六判 321ページ

著者紹介

柳川喜郎(やながわ よしろう)

1933年、東京・神田に生まれる。名古屋大学法学部卒。55年、NHKに入り、東京社会部、ジャカルタ支局、ニューデリー支局、解説委員などを経て、94年、退職。95年4月、岐阜県御嵩町の町長選に乞われて出馬、当選。96年10月、暴漢に襲われ重傷。97年6月、全国で初めて産廃処分場計画への賛否を問う住民投票実施。政官業が推進してきた巨大産廃処分場計画を中止に追い込む。2007年4月、町長を退任。
著書『南極―最後の大陸を行く』 (1965年)、『桜島噴火記―住民ハ理論ニ信頼セズ…』(1984年)、『襲われて―産廃の闇、自治の光』(2009年)。

型番 978-4-86124-289-2

定価 (販売価格)

1,800円(税込1,980円)
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