心を伝える 奄美の伝統料理

長寿の島の食と料理法

世界自然遺産登録候補地として、注目を集める奄美。長寿世界一として名を馳せた泉重千代、本郷かまとを輩出した長寿の島でもある。
本書は、長寿を支える「奄美の食」を、奄美在住の料理研究家が、行事の料理から日常の家庭料理、お菓子、調味料にいたるまで、長く伝承されてきた料理を集大成した。

内容

■行事の料理
三献、ナンカンジョッセ(七草雑炊)、ジマム豆腐、ウァンフィネヤセ(豚骨野菜)、大平
■肉の料理
脂カスとフル(葉ニンニク)の炒め物、塩豚の油ぞうめん、鶏飯、卵のフヤフヤ、山羊汁(味噌仕立て)
■海・川の恵みの料理
イュウ(魚)ミスゥ(味噌)、モクズガニのふやふや、ガシチ(ウニ)の卵とじ、タナガのから揚げ、オーサ(アオサ)の天ぷら
■野菜の料理
ナブラ(へちま)の味噌炒め、ニガグリ(苦瓜)のかんたん漬物、ハンダマの和え物、パパイアの味噌漬け、ナリガイ(ソテツ実の澱粉粥)
■お菓子・餅
フクラカン(ふくれ菓子)、舟やき餅、フチィ(ヨモギ)のゼリー、黒糖の丸ぼうろ、椎フング
■調味料
モンジョ(和え物)のタレ、米味噌、脂タレ

 ほか全116種

コラム
1 奄美大島の年中行事と食事表
2 奄美大島のお盆料理
3 ハマオレの重箱弁当
4 奄美・旬の島野菜(自生・栽培)
5 奄美大島のもち菓子

永久保存版

著者 泉 和子
判型、他 A5判 オールカラー 260ページ

著者紹介

泉 和子(いずみ かずこ)

鹿児島県奄美市(旧名瀬市)生まれ。鹿児島県立大島実業高校家政科卒。卒業後、上京、4年間を過ごす。帰島後、実家の旅館「浜の屋」を手伝い、料理を習う。奄美民俗談話会で、民俗学者、山下欣一氏に教示を仰ぐ。共著『龍郷町誌民俗編』『大和村の昔話』など。奄美の情熱情報紙『ホライゾン』に、創刊号より食や昔話などに関するエッセーやルポを執筆。2008年より奄美新聞に料理レシピを連載。奄美郷土研究会会員。奄美市文化財保護審議会委員。森下フードコンサルタント。調理師。

型番 978-4-86124-328-8

定価 (販売価格)

2,800円(税込3,080円)
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