硫黄島と小笠原をめぐる日米関係

知られざる真実

1968年6月26日、日本に復帰した小笠原諸島。この地では様々なドラマが進行していた。硫黄島激戦、父島人肉食事件、核弾頭の配備、返還交渉過程におけるアメリカとの核の密約……。米日関係者へのインタビュー、米日政府機密文書など膨大な新資料をもとに、知られざる真実と、諸島が日米関係の最重要地点であることを明らかにする。

内容(目次より)

・序 章 小笠原(ボニン)諸島の概要
・第一章 小笠原諸島の国際関係史、―発見から戦争まで―
・第二章 第二次世界大戦と硫黄島
・第三章 第二次世界大戦中の小笠原諸島
・第四章 対日講和条約と小笠原諸島の処理
・第五章 米海軍の小笠原統治と父島・硫黄島、―一九四五−一九六八年―
・第六章 日米間の小笠原問題(一)―復帰と帰島、一九五二−一九五七年―
・第七章 日米間の小笠原問題(二)―補償、墓参と遺骨収集、一九五七−一九六七年―
・第八章 小笠原諸島の返還交渉、―一九六七−一九六八年―
・終 章 返還式と時代の終焉
・付 録 「小笠原返還協定」、一九六八年四月五日 ほか

日米関係の最重要地点

著者 ロバート・D・エルドリッヂ
判型、他 A5判上製 526ページ

著者紹介

ロバート・D・エルドリッヂ(Robert D. Eldridge)

1968年、米国ニュージャージー州生まれ。1990年、バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業。1999年、神戸大学大学院法学研究科(日本政治外交史)博士課程修了(政治学博士)。同年「サンフランシスコ講和条約と沖縄の処理」により読売論壇新人賞最優秀賞を受賞。03年『沖縄問題の起源』で、サントリー学芸賞、アジア・太平洋賞を受賞。サントリー文化財団、平和安全保障研究所などを経て、現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。2005年−2005年米海兵隊客員研究員。
著書に『沖縄問題の起源』(名古屋大学出版会)、『奄美返還と日米関係』(南方新社)、『小笠原学ことはじめ』(共著、南方新社)など多数。

型番 978-4-86124-140-6

定価 (販売価格)

6,800円(税込7,480円)
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