ユタ神誕生

首都壊滅の予知夢とともに、一人の神が成巫した

富士山大噴火、東北沖、房総沖、駿河灘の断層が次々と大地震、大津波を引き起こす。東京湾岸のガスタンク、石油タンクが火を噴き、東京は火の海に包まれる――。
琉球弧の奄美、沖縄には、ユタ神というシャーマンが存在する。その血を濃く受け継ぐ男性は、この壮絶な予知夢とともに神となった。
法政大学沖縄文化研究所で、琉球文学、神話学、民俗学を研究する著者によって、このユタ神誕生の全容が明らかにされる。

富士山大噴火、東京は火の海に包まれる――。

内容(目次より)

はじめに
ユタ
Y氏の成巫前
Y氏の成巫
霊視
Y氏の霊的な体験
霊能力



シマ(集落)
おわりに
「ユタ神誕生」外伝

著者 福 寛美
監修 川口由一
判型、他 B5判 222ページ

著者紹介

福 寛美(ふく ひろみ)

1962年東京生まれ。現職、法政大学兼任講師。法政大学沖縄文化研究所兼任所員。琉球文学・神話学・民俗学。
1984年学習院大学文学部国文学科卒業。1987年学習院大学院人文科学研究科博士前期課程卒業。1990年学習院大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。文学博士。主な著書に、『夜の海・永劫の海』(新典社、2011年)、『うたの神話学』(森話社、2010年)、『琉球の恋歌 恩納なべとよしや思鶴』(新典社、2010年)、『喜界島・鬼の海域 キカイガシマ考』(新典社、2008年)、『琉球王国誕生』(共著。森話社、2007年)、『琉球王国と倭寇』(共著。森話社、2006年)ほか。

型番 978-4-86124-278-6

定価 (販売価格)

1,500円(税込1,650円)
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