2,000円(税込2,200円)
【清原つる代/著】
奄美・加計呂麻島にあった、もう一つの特攻艇基地。語り部の爺さま、子を失い気がふれる婆さま、山上がりした少年……。本書は、南海日日新聞・好評連載小説を完全収録した。島尾敏雄研究に貴重な一書である。
1,800円(税込1,980円)
【奄美・島尾敏雄研究会/編】
島尾敏雄は、第2次世界大戦末期の10カ月、その後の20年間を奄美大島に暮らした。「死の棘」などの小説や「ヤポネシア論」などの概念は、南島を基軸に発想、展開されていった。本書は、島尾を知る人々の日常の視点、43編から成る。
1,600円(税込1,760円)
【茂山忠茂、秋元有子/著】
江戸期の薩摩島津藩による植民地政策と黒糖収奪、亜熱帯の気候―。奄美は他に見られない文学を育んでいる。本書は、南日本文学賞を受賞した茂山忠茂の小説4篇と、秋元有子による島尾敏雄、一色次郎らの作家論から成る。
4,800円(税込5,280円)
【藤井令一/著】
奄美は、文学活動も活発である。本書は小説、評論、詩集、歌集、句集、1000 余の文学作品を全網羅。干刈あがた、安達征一郎、斎藤芳樹、尾崎昌躬ら芥川賞・直木賞候補作家も綿密にフォローする奄美文学史。
3,500円(税込3,850円)
【茂山忠茂/著】
奄美が生んだ魂の詩人・茂山忠茂。貧困、差別、戦争……。奄美に生まれた著者が、独自の視座と深い洞察で紡ぐ真実の言葉。絶版になっていた『さたぐんま』、『不安定な車輪』ほか、未発表作を含む全詩集として刊行。
田中一村 かそけき光の彼方 Beyond the dimness
1,800円(税込1,980円)
【荒井 曜/著】この秋開催される一村の大回顧展に合わせて刊行される本書は、綿密な時代考証によって、一村のすべてを描き切る。陋屋のアトリエに遺された傑作は、いつどこを描いたのか? 一村が生きた時代に降り立てば、画家の目にした風景が見えてくる。読んでから観れば、一村の芸術はまったく違うものになる。