1,600円(税込1,760円)
【名越 護/著】
江戸期、藩米千四百石を満載した薩摩船・永寿丸が姿を消した。10 カ月の漂流の末、千島列島のハルムコタン島に漂着する。乗組員25 人中、生存者わずか3 名。極限の世界を生き延びた術を克明にたどる。
1,700円(税込1,870円)
【西田 実/著】
明治維新の立役者、西郷隆盛にまつわる数々の逸話集。逸話を通してその人間像を浮き彫りにする。昭和49 年発行のものを復刊。明治、大正、昭和と、教育者として生涯を送った筆者の自伝「山あり谷ありき」を併録。
南方ブックレット3 権力に抗った薩摩人 鹿児島県新聞史、明治初期・鹿児島県政党史、鹿児島県農民運動史
1,000円(税込1,100円)
【芳 即正、松永明敏/著】
明治期、「生きて奴隷の民たらんより、死して自由の鬼となれ」と訴えた鹿児島新聞。やがて資本家が登場、「議(ぎ)を言わぬ」農民も大きく姿を現してくる。明治維新では薩摩人が中央政財界に華やかに登場した。
鹿児島の戦後経済社会史―自立・共生・持続可能な社会の創造に向けて―
6,800円(税込7,480円)
【皆村武一/著】
住宅、食糧、過疎化、県民所得、財政、金融、農業、減反政策、少子・高齢化、医療、介護、労働運動、公害、大隅開発、川内原発、日石喜入基地、奄振事業……。経済や社会関係などの分野を網羅する、座右に必備の書。
2,800円(税込3,080円)
【伊牟田經久/著】
江戸期の藩主・島津重豪(一説に斉興)の命で、国学者白尾国柱がまとめた『倭文麻環』。薩摩に伝わる故事、軍記、怪談、奇人、偉人などの内容の多彩さ、挿絵、国柱の驚異的な博識ぶり、燦然と輝く名著が今、甦る。
2,500円(税込2,750円)
【台明寺岩人/著】
古代六世紀、倭国は蘇我、物部、大伴が威を競い、朝鮮は百済、新羅、高句麗が中国・梁、倭を巻き込み争闘していた。本書では、百済第二の地位に昇りつめた東アジアの巨星、日羅の数奇な生涯を渾身の力で描いた。
2,000円(税込2,200円)
【名越 護/著】
明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐は、鹿児島においては早くも幕末に始まった。1066 の寺、2964 人の僧、全てが還俗し、歴史的な宝物はことごとく灰燼に帰し、現存する文化財は全国最少クラスの不毛である。
2,000円(税込2,200円)
SOLD OUT
【徳永和喜/著】
そのとき薩摩は、日本で唯一、東アジア世界と繋がっていた―。最大の朱印船大名・島津氏、鎖国下の密貿易、討幕資金の調達、東アジア漂流民の送還体制……。様々な事例から、海に開けた薩摩の実像が浮かび上がる。
1,600円(税込1,760円)
【来原慶助/著、芹沢武光/編】
アジアの小国日本が、大国ロシアを破った日露戦争。その最大の功労者は、寡黙な薩摩人黒木為楨であった。本書は、日露戦争でロシア軍に「クロキンスキー」と恐れられた孤高の軍人、黒木為楨を知る格好の一冊である。
1,800円(税込1,980円)
【青屋昌興/著】
西郷隆盛、勝海舟、坂本龍馬―。この3人の出会いがなければ、江戸城無血開城も明治維新もなかった。幕末から明治維新にかけての日本の夜明けを、薩長同盟、西南戦争などの「事件」の背景を辿りながら丹念に描く。
2,800円(税込3,080円)
【阿田俊彦/著】
元禄時代を経て消費経済が急速に進み、奢侈・頽廃の風がまん延していた武士社会。本書は、徳川八代将軍吉宗公が側近に推奨したとして世に大いに流布した。あるべき君臣関係、武士の心構えを説き諭す全二十箇条。
5,800円(税込6,380円)
【スティーブ・鮫島/著】
極東軍事裁判で天皇が戦犯として処罰されれば、日本は瓦解し100 万人の駐留軍が必要になるとし、ワシントンは訴追を見送った。太平洋戦争時、この分析を導いたキーマンの一人である、伊丹明の全生涯を明らかにする。
2,000円(税込2,200円)
【安藤 保/著】
幕末から明治の激動期、西郷や大久保らを輩出した薩摩藩独自の教育組織「郷中教育」は、戦国期から400 年もの間連綿と続いた。本書は、薩摩藩における武士子弟教育の変遷をたどり、郷中教育の実態を明らかにする。
2,000円(税込2,200円)
【中村明蔵/著】
702年薩摩国、713年大隅国が相次いで建国された。東北の蝦夷、北海道のアイヌ、島津軍に抵抗した奄美、沖縄とともに誇り高き抵抗の民、南九州先住民隼人。本書では、彼らはいかにして朝廷に征服されたのかを探る。
2,000円(税込2,200円)
【名越 護/著】
平安末期、武家政治に道を開いた「北面の武士」というエリートだった西行。しかし、23歳の若さで出家し、どこにも属さず、歌と仏道を歩む「数寄者」として終生過ごした。漂泊の自由僧西行が追求した自由を探る。
2,500円(税込2,750円)
【坂本陽明/著】
西郷が生き方のモットーとした「敬天愛人」。それは、東洋儒教思想と西洋キリスト教思想から生まれたものだった。キリスト教のカトリック神父が、西郷の思想形成の過程を丹念に追い、類例のない西郷論を新たに構築した。
1,800円(税込1,980円)
【南日本新聞社/編】
戦後、食糧事情が悪化する中、糧を得んと山野に挑んだ3 万人の人々がいた。本書は、満州移民政策を盛り込みながら、与論開拓団、開拓畜産、高原酪農を軸に戦後開拓の実像を明らかにし、「生きること」の原点を標す。
1,800円(税込1,980円)
【風間三郎/著】
本営大砲隊・久米清太郎の7 カ月におよぶ日記「久米家文書」に光を当てた労作。着色された英雄譚ではなく、従軍を余儀なくされた一下級士族が記した知られざる西郷軍の実像。西南戦争への新たな視点を拓く。
2,381円(税込2,619円)
SOLD OUT
【松原一枝/著】
大正から昭和初期、日本の文人・思想家がこぞって執筆した雑誌「改造」を主宰。アインシュタインを招聘し、科学界に貢献したのも実彦だった。実彦の全生涯と、彼の死後忽然と消えた改造社の実像を、明らかにする。
2,500円(税込2,750円)
SOLD OUT
【鹿児島純心女子大学/編】
450 年前、西欧文明はザビエルとともに初めて薩摩にもたらされた。そして日本は、明治維新を迎え、薩摩は近代日本の黎明を拓いた。本書は、ザビエル渡来450 周年を記念したシンポジウムを軸にその歴史を明らかにする。