1,800円(税込1,980円)
【中村明蔵/著】
民衆・薩摩隼人は常に外来・島津武士団の過酷な支配のもとにあった。八公二民の年貢、門割制度、皆無に近い庶民教育、一向宗禁制……。驚愕すべき農奴的支配である。近世・近代の民衆支配の実態を探った初の単行本。
2,000円(税込2,200円)
【麓 純雄/著】へえー、そうだったの。あった、だよねー。まで、話題満載。県都の歴史を、旧石器時代から、現在に至るまで丁寧に解説。県民の3分の1を占める鹿児島市民必読の書。
2,800円(税込3,080円)
【野村武士/著】本書は忠久の来歴をはじめ、源平合戦や奥州合戦、あるいは鎌倉幕府成立以降、有力武士がことごとく抹殺されていく中で、いかにして生き延びていったか、残された史料によって明らかにする。
3,500円(税込3,850円)
【いちき串木野市郷土史研究会/編】海の営み、日々の暮らし・移り変わり、信仰、戦争・災害……。いつまでも残しておきたい、ふるさとの記録。忘れえぬ記憶。郷土史研究会30年の調査・研究の粋がこの一冊に。
2,000円(税込2,200円)
【栄村顕久/著】四兄弟は、武勇、知略に優れ念願の三州(薩・隅・日)統一を果たし、さらに、大友、龍造寺を撃ち破り、九州全域をほぼ手中に収めた。本書は『島津国史』『薩藩旧記雑録』などの史料に基づいて、四兄弟の足跡を忠実にたどる。
3,800円(税込4,180円)
【紙屋敦之/著】天正20年、朝鮮出兵の途中に島津家の家臣・梅北国兼が肥後で起こしたのが、秀吉を震撼させた梅北一揆である。本書は、研究史的に未開拓なその実態を明らかにする。
2,800円(税込3,080円)
【名越 護/著】明治中期〜大正にかけてトカラ列島、沖縄、八重山等の南島を探検した植物学の第一人者である田代安定。太平洋の島々を巡り、人類学や民族・民俗調査を実施した功績をあらためて評価する。
大西郷の夢 The dream of Great Saigo
1,600円(税込1,760円)
【村本正博/著】NHK大河ドラマ『西郷どん』で、ひと際注目を集める西郷隆盛。これを機に、英訳付きの伝記が登場する。日本の偉大な革命家、西郷隆盛の本当の姿、夢を世界の人々に知ってほしい。
南方ブックレット6 西郷に抗った鹿児島士族 ―薩摩川内平佐の民権論者、田中直哉―
1,000円(税込1,100円)
【尾曲 巧/著】鹿児島士族がこぞって西南戦争に臨んだわけではない。親族、親兄弟が敵味方に分かれる事態を避けるために、西郷の決起を阻止しようと動いたのが、川内平佐の郷士・田中直哉であった。田中は、戦前、浄土真宗解禁を実現し、戦後は民権論者として県会議員を務めた鹿児島の誇るべき俊英である。
鹿児島古寺巡礼 島津本宗家及び重要家臣団二十三家の由緒寺跡を訪ねる
1,800円(税込1,980円)
【川田達也/著】怪しく光る黄色い墓塔、立派な石燈籠の数々、それらが醸し出す雰囲気。全てが美しい。鎌倉期より鹿児島を統治してきた島津本宗家と重要家臣団23家の由緒寺跡墓所の写真を展開する。それと共に、各家の由来を解説し、略系図も付した。島津家を概括する格好の手引書である。
63,000円(税込69,300円)
【野田幸敬/著】1700年代初頭以降、初めて纏められる系図集。上級家臣を中心に各家の庶流の輩出状況まで詳細に調査。島津一族だけでなく他姓氏家臣まで網羅。上巻略系図は、収録家数は約3500家。下巻詳細系図は、上級家臣の全家はもちろん、小番300家、御小姓与150家、郷士250家、家中士300家の合計約1100家を収録し、判明した生没年、役職、婚姻関係、養子縁組などを詳細に記す。
1,800円(税込1,980円)
【八木幸夫/著】鹿児島・宮崎の南九州では、江戸中期から豊作、子孫繁栄を祈願して多くの田の神石像が祀られてきた。ほとんどの村々で田を見渡す所にその姿を見ることができるほどだ。他の地域では見られない南九州独自の民間信仰である。これまでに確認されている2000体以上の中から、本書では特筆すべき110体を紹介する。
南方ブックレット10 北朝鮮墓参記―リンゴの花咲くふるさと、昔と今―
1,200円(税込1,320円)
【岩元昭雄著・鹿児島子ども研究センター編】北朝鮮で出生、幼少期を過ごした著者は、敗戦後1年で9人の家族のうち4人を失う。特に父と祖母は火葬もできず捨てるように埋めてきた。鹿児島に引き揚げてから70年余。今あらためて平和が問われる。
2,000円(税込2,200円)
【麓 純雄/著】鉄砲・キリスト教の伝来、薩英戦争、西南戦争──。鹿児島は歴史の転換点となる数々の出来事の舞台となってきた。 本書は、鹿児島県の歴史を元・小学校長が高校日本史の教科書を分析し、「日本史の中の鹿児島県」の歴史をテーマごとにわかりやすく解説する。
1,600円(税込1,760円)
【安川周作/著】学問を軽視し、格式にこだわる頑迷な薩摩の風土。藩の中枢役人たちも仕事より酒量を競う有り様。上級武士に人材なしとされる薩摩で、いかにして近代国家の礎を築き、西郷・大久保ら多くの偉人を輩出させたのか? 斉彬と接した語り部たちの証言から明らかにしていく。
2,000円(税込2,200円)
【桐野作人/著】相良金次郎は薩摩藩の与力という低い身分ながら、野太刀自顕流の使い手だった。藩内結社・精忠組の巨頭、有馬新七の弟子であり、その抜群の剣技によって、薩摩藩の若き家老、小松帯刀の窮地を救う。小松は恩人金次郎を家来にし、密命を与える。それは奄美から帰還した西郷吉之助を監視することだった──。幕末の京都に乗り込む島津久光率いる薩摩藩。師匠有馬を失う寺田屋事件という悲劇を乗り越え、小松の薫陶によって成長する金次郎。幕末の激動に身を投じた金次郎と小松帯刀の活躍を描く秘録巨編。
1,800円(税込1,980円)
【安川周作/著】後世の作家らから、暗愚の貴公子、頑固者などと位置づけられた島津久光。実は、兄斉彬の国元で唯一のブレーンであった―。斉彬の死後も遺志を継ぎ、国父として率兵上京。勅命を得て、幕政を改革した久光こそが明治維新の最大の功労者なのである。
西欧古地図に見る鹿児島 CANGOXUMA(カンゴシュマ)「島」への旅
3,800円(税込4,180円)
【寺邑昭信/著】16世紀、絶頂期を迎える大航海時代。ポルトガル、スペインなどの西欧諸国は、富を求め、未知の世界に挑んだ。伝説の島ジパング、特に鹿児島は、この時代、地図上にどう描かれていたのか。古地図を巡る旅が始まった。 ヴェーリュ、オルテリウス、キサトゥス、プランシウス、レーラント……、数々の古地図が俎上に上り、謎が解かれていく。
1,800円(税込1,980円)
【岩川拓夫・東雲ののか/著】1800年代、鹿児島の人々は日本の最先端の知識や技術を持ち、政治や経済、外交の分野で最前線に立った。西郷隆盛や大久保利通だけではなく、多くの人々が一丸となって時代を切り拓いた鹿児島の歩みを紹介する一冊。挑戦の過程で生み出された事件や、当事者の悩み、失敗、無限の選択肢。これらを理解しようとするとき、きっと歴史は面白く、魅力的なものに思えるだろう。
1,300円(税込1,430円)
【安川周作/著】大航海時代には諸外国と日本を繋ぐ玄関口であり、幕末から明治にかけてはアジア最大の工業地帯となった鹿児島・薩摩。造船や反射炉建造などの軍需、紡績やガラス・食品加工などの民需、教育、暮らし─。西洋文明をコピーしたからではない。武士だけでなく庶民の知識レベルも高く、機械動力以外の技術力も優れていた。その素地のもと斉彬と遺志を継ぐ人々の行動で、世界に類を見ない速さで近代化が達成された。その豊かな歴史と魅力をいま、教育関係者や未来ある若者に伝えたい。